失敗しない土地探し 北側道路の土地メリット5選!実感したデメリット2選!
こんばんはともぞです!
私は土地から購入し、注文住宅を作っています。
一般的には南側道路>北側道路とされており、価格においても、南側道路の方が若干高めに設定してあります。
しかし、私は北側道路の土地を選び、良かったなぁ!と思っております。
今回は、私が間取りを考えたり、注文住宅の各種検討をおこなっているなかで感じた北側道路の土地のメリットについて5つ、デメリットを2つ紹介していきます。
おくさんおくさん。
やっぱり『南東角地』の住宅地が一番いいのかぁ?
そんなこともないみたい。
北側道路の土地にも良いポイントあるみたいだから見てみよ♪
5つのメリット
南側を有効活用できる
北側道路の土地と南側道路の土地を比較するような形で、イメージ図を作成してみました。
①家の配置の模式図
まず、①家の配置の模式図について少し解説します。駐車場と家の位置関係に着目してください。
当然道路に接している方に駐車場を配置しますので、おのずと、道路から駐車場→家の配置となります。
②間取りの一例
続いて②の間取りの一例について解説しますが、①家の配置の模式図の『駐車場と家』の関係から、家と外の動線が最短で上の図の位置となることが想定されます。(毎日使う家と外の動線ですので、遠回りこんで駐車場ではない方角から家に入ることはなかなかないかと思います。)
・北側道路の場合、道路が北にあるため、玄関も北となる。→日当たりの良い南側をすべてLDKとして活用できる
・南側道路の場合、道路が南側であるため、玄関も南となる。→日当たりの良い南側の一部を活用できない。
上記の模式図のように日当たりの良い南側を活用しやすいことが、北側道路の土地のメリットの一つ目になります。
道路からの視線が気にならない
先ほどの『①家の配置の模式図』を併せて見ていただくとわかりやすいと思いますが、家族ではない方が通行するのは『道路』となりますので、気になる目線は主に道路からの目線になるのではないでしょうか。
そういったことを前提に『②間取りの一例』を見ていくと、南側道路の場合は、南側のLDKが道路から見える位置となってしまい、日当たりを考慮してLDKを南側に設置したにも関わらず、
人通りの量によっては、外からの視線が気になってカーテンを開けることができない!なんてことにもなりかねません。
対策については、2階リビングにするとか、目隠しフェンス等をうまく設置するといった対応も考えられますが、これらは、費用についても増となる要素です。
『プライベート感を出し易い』ことは北側道路のメリットではないでしょうか。
プライベート感だけではなく、家の南側や庭が道路の反対側になりやすいので、車の通行による、交通騒音や空気の汚染の比較的少ない!
静かな環境を望む人には大きなメリット!
マイカーを直射日光から保護
次に紹介するメリットですが、『マイカーを直射日光から保護』できることです。
北側道路の場合、駐車場が北となります。太陽光は南側からさしますので、家が車に日陰を作るかたちになります。そのため、車に多数仕様されているゴムや樹脂パーツを紫外線による劣化から防ぐ効果があります。
特に夏は肌で感じます。外に車を置き直射日光によって車内温度があがってしまい、車に乗ったらエアコンでも室温が下がらず、すぐに汗だく!といった影響も低減できるのではないでしょうか。
以上が3つ目のメリットです。
庭を南側に設置できる
ここで紹介するのは、安全性に関する内容です。北道路の場合、駐車場が家の北側にきますので、当然南に大きな庭を配置しやすいわけです。まとまった面積も確保しやすいことが想定できます。
対して、南側道路の場合は、南側に庭を設置した場合には道路と近くなってしまい、子供が道路へ飛び出す危険性に注意をしなければならなくなります。
日当たりを重視し、せっかく南側の庭をつくったは良いが、思い切り子供遊ばせることできないというのは少し寂しいですね。
北側道路の土地の場合は庭は道路から家のもっと奥となりますので、道路への飛び出しのリスクも減りますし、庭いじりの際等にもプライベート感があって良いのではないでしょうか?(庭を道路側に配置すると手入れが行き届かないと外目も気になるかも…..。)
価格が安い
これまで北側道路の土地の良いところをばかりを紹介してきたところですが、同じ条件であれば、若干ですが価格は安価になります。
価格だけではなく、リビングが道路に面していないため、南側道路の土地よりも目隠しフェンスの量が少なく済むので、北側道路の土地は安くすむのではないでしょうか!
以上5つめでした!
いかがだったでしょうか?私とおくさん的にはやはりプライベート感!という面で北道路の土地アリでした!
北道路は一般的には、じめじめしたイメージをお持ちのかた多いとは思いますが、周辺の家の距離や道路の幅員でぜんぜん印象は変わってきます。
北側道路アリですよー
2つのデメリット
我が家は北道路の土地を選択し家の建築をしているわけですが、その中で実際に感じた北道路のデメリットについても触れたいとおもいます。
土地が狭いと日射取得が難しい
北側道路の土地は土地が狭い、特に奥行きがないと日射取得が難しくなります。南側道路であれば、道路の幅員の分向かい側の家とは必ず距離が離れますので、ある意味最低限の日射が担保されるという見方もできそうです。土地の広さには注意が必要ですね。
建築基準法では、道路を最低4.0m以上確保することが定められているため今後も密着して家が建つことはありません。
外観が単調になりやすい
一つ目は外観についてです。外観は道路側から見る機会が最も多く他の通行人の方も基本的には道路から家を眺めることになります。北道路の家の場合、道路から見た家はどうしてもシンプルすぎる外観になりがちです。それには、下記の要素が原因となってきます。
- 日射の取得を期待できない北側には大きな窓を設けないため凹凸がない見た目になりやすい。
- 道路側が日陰になるため、植栽の生育に不利
どうしてもお尻側から家を見た印象となるため、メリハリがついた外観とするためには工夫が必要なのではないでしょうか。植栽については、日陰でも生育に影響がない樹種を選択すればよいため、完全なマイナスポイントとも言い切れません。
まとめ
今回の北道路、南道路どちらを選ぶかという点だけに着目してもメリットとデメリットがあるので、判断が分かれるため、その点から全員が100点をつける土地は存在しないんだなぁということを実感します。
理想の家建てることを目的に、理想を叶えられる土地かどうかを判断するということが土地探しの最後の決め手になるのではないでしょうか。
理想の家づくりにはどんな土地がベストか自分自身が求める優先順位をしっかりと設定して土地探しを行いましょう!
我が家は一般的に不動産としての値段が低い北道路の土地を購入しましたが、特にプライベート感があるというメリットが気に入っています。仮に、また土地を買うならば北道路の土地をもう一度選択したいなとも思っています。
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